日本酒こそ最初の出会いが肝心。20代にすすめる“ファースト”日本酒
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長野の地酒を楽しむ
そもそも、日本酒って何?
日本酒ってそもそも何でできてるの? という方のために、ざっくりと説明しましょう。日本酒は、米と米こうじ、水を原料として発酵させ、ろ過したもの。酒税法上では「清酒」と言い、アルコール度数22%未満と定められていますが、多くのお酒は15%前後です。米が作られ、水が豊かな日本ならではの食文化で、歴史的には奈良時代の文献に「酒」の記述があり、1300年以上も前から作られてきました。
そんな奥深い伝統を引き継ぎつつも、時代とともにアップデートされている日本酒。原料米や、精米歩合、製法による違いなど難しい説明はさておき、唎き酒師が初めて日本酒を飲む人におすすめしたい長野県の日本酒を4つの切り口からご紹介します!
シュワシュワパチパチ!微発泡のスパークリング日本酒
ビールやスパークリングワイン感覚で、記念日やお祝いの乾杯にもおすすめしたいのが、醗酵により微発泡する喉越しのよい日本酒。ワイングラスでお洒落に楽しんでみてはいかがでしょう。
低アルコールで飲みやすい!するりと飲める日本酒
一般的にアルコール度数が15%以上ある日本酒は、飲み込む時に、“引っかかる”ような重みがあります。そんな日本酒特有の重みがなく、さらっと喉を通りやすい、低アルコール※の日本酒を選んでみました。
※アルコール度数13%以下の日本酒
まずは香りを楽しもう!フルーツ〝っぽい〟香りがするお酒
舌で味わう前に、香りを味わうのも、日本酒の楽しみ方のひとつ。とくに、フルーツに例えられることが多いです。それぞれのフルーツの香りが特徴的なお酒をピックアップしました。
※原料にフルーツが含まれているのではなく、香りがフルーツっぽいお酒です。唎酒師と酒ディプロマの主観による分類なので、あくまで目安として参考にしてください。
りんごっぽい香り
マスカットっぽい 香り
パイナップルっぽい香り
メロンっぽい香り
セルフ割で宅飲みを楽しもう!長野の地酒リキュール
最後は、長野県内の酒蔵が若い人や女性にももっとお酒に親しんでもらいたいと、試行錯誤を重ねて作られたリキュールをご紹介します。一番おすすめはロックですが、炭酸や柑橘系のジュースなどそれぞれお好みのセルフ割でお楽しみください。
大信州 みぞれりんごの梅酒
長野県産の蜜もたっぷりの最上級「サンふじ」と完熟南高梅で作った梅酒。リンゴの甘味と梅酒の甘味と酸味がほどよいバランスの逸品
アルコール度数 :5%
信乃大地 黒姫高原 ヨーグルトのお酒(高橋助作(すけさく)酒造店)
地元 黒姫高原産のできたてのヨーグルトと、長野県産の酒米 山恵錦による手造りの純米酒を、共に100% 使用した贅沢なリキュール。自然な味わいの為にビート糖(砂糖大根)を使用し、甘さ控えめで風味豊かな味わい。
アルコール度数:5.5%
サイトでチェック
酒屋さんでお酒を買おう!
ここでご紹介したお酒の多くは酒蔵のサイトで購入できますが、一部酒販店でしか手に入らないお酒もあります。そんなときは地域の酒屋に足を運んで、日本酒に詳しい店主に、気軽に質問してみましょう。“酒屋は敷居が高い”、”質問するのが恥ずかしい”と思っていませんか?お店の人は、きっとあなたが質問してくれるのを待っています。ぜひ、遠慮せずに声をかけてみてください。お店の人におすすめのお酒を紹介してもらうのも、おいしい日本酒に出会うための近道です!